*あとがき*
(というか、言い訳というか注釈というか、要するに蛇足^^;)


まずは、最後までお付き合いくださり、本当に有難うございました…><(深々)
もし、第一話掲載時からお付き合いくださっている方がいらっしゃいましたら、本当、時間かかりすぎてしまってごめんなさいorz
たったこれだけのお話なのに、二 回 も 年 を ま た い で し ま っ て い る よ …
遅筆すぎでごめんなさい;;

それでも、どうにかこうにか、完結させることが出来て、ほっとしています。
オリジナルの小説では、完結までこぎつけたのは、このお話が初だったりします…(笑)(そんなものwebで挑戦するなっていう…)

そんなに(というか全然)捻りのあるお話ではないし(一話を書いた時点で、最終話までの流れを読まれちゃってる気がします/笑)、書き始める前に全貌が見えていたので、これなら大丈夫、と思って挑戦してみたのですが、書き始めてみたら色々悩む悩む…(笑)
全三話くらいの気持ちで、あっという間に終わらせるつもりでいたのに、書くたびにずんずか延びて、一話ごとに話も長くなって、結局当初の予定の倍以上になってしまいました。
思い描いているものを、かたちにするっていうのは、大変なことですね。
これを書きながら、改めてお話を作る人たちを尊敬していました。


この辺から、注釈めいてくるので、ちょっと無粋になるかもです。
あんまり読みたくない人は、読まなくても全然支障はありませんので^^;


「妖精辞典」という本を読んで、ブラウニーと言う妖精の性格を知って思いついたこのお話、「契約を超えた、妖精と人間の絆のお話」のつもりです。

…結局、ハック、契約に縛られちゃってる気もしますが…;;
人間と妖精の間に交わされる契約を超えた、ハックとエレナの絆が描きたかったのですよね。
だから、最初からハックとエレナのことしか頭になくて。

書き始めてしばらくして、もっともフォローしてあげなきゃいけないのはオリバーだと気づいて、頭を抱えました;(妻にも娘にも先立たれるって、酷すぎだろう;)(ごめん、ゴメンナサイ><)
四話と五話の更新のあいだに隔たる時間が、そのままオリバーが立ち直れなかった時間だったりします…^^;

ハックとエレナのことばっかり考えていましたが、色々フォローのためにそちらの気持ちに寄り添っているうちに、オリバーやシエラのことも愛しくなりました。
ちっぽけなお話だけれど、このお話の中に生きてくれていた人たちのことは、みんな可愛らしいです^^
そして、そういう感覚になれるのも嬉しいものです。今まで、自分の創作した子達に、それほど愛着を持てなかったからね…。(ろくなもの書いていなかったからだけどね…)

まだまだフォローし足りていなかったり、矛盾があったり、色々突っ込みどころは満載のような気もしますが(汗)、現時点での、私の精一杯であります><

メルヘンっぽい雰囲気なのに内容重いし、児童書っぽい文体なのに、必ずしも平易な言葉じゃないし(平易に書けたらよかったんですけど><)、対象年齢のよくわからないお話になってしまいましたが、書きたいことは書けたと思うので、とりあえずは満足しています^^

でもひとつ、一番悔いが残るのは題名…
内容は大体決まったけれど、題名が決まらないな〜。まあ、仮タイトルでいいか〜、みたいな気楽な調子で始めちゃいましたが、最後まで正式名称決まらないし(今更決まったところで遅すぎだし;)仮タイトルもいつまでも気に入らないし、そこはすごい悔いが残ります〜><



あ、あと、これは本当に注釈なのですが、文中でハックが自分の罪は許されなかった云々と言っていますが、これは、ブラウニーの解釈のひとつから来るものです。
ブラウニーと言う妖精がどういう存在かには、いくつかの解釈があるようなのですが、そのうちのひとつに、「生前罪を犯したため、罪が許されるまで働くことを義務付けられている少年」という説がありまして、それを取らせていただきました。
…あんまり、そういう風には見えませんが(笑)



本当の本当に、最後までお付き合いくださり、どうも有り難うございました…><(土下座)
多分、webでなかったら、いつものように面倒さに負けて、途中で投げ出していたと思います…(オイ)
読んでくださったあなたのおかげで、完結できたようなものです。本当に有難うございます…!

安直だし、死ネタだし(痛)、あんまり良いお話ではないかもしれませんが(涙)、心からの感謝を…><



まだもういくつか、この森の住人達のお話を考えているので、いつかお披露目できるときが来たら、またお付き合いいただけますと幸いです…v

本当に、有難うございましたvv




2007.1.11 観凪宵子