ペチカは押し殺した声でつぶやく。
「私……てっきり嫌われていると思った……うんとうんと心配してたの……どこに行ってもよく嫌われるから……」
オルレアはペチカの頭をさすってやる。ペチカの小さな頭のてっぺんは熱くなっていた。
「ペチカは無愛想で、ちょっと意地っ張りなところもあるけど、よく働いてくれるし、
仕事もていねいで、私は感謝してるのよ」
第六章「世界の果てを目指して」より。
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ペチカ・オルレア・ハーティーの三人組です。
図らずして、この絵を描いているとき、この三人のリクエストがあってびっくりしました(笑)
ペチカのことを本当の娘のように思いやる、ハーティーとオルレアさんが愛しいですv
今までの過酷過ぎる経験から、そしてハーティーの不器用さから(笑)彼等の思いに気づけなかった
ペチカの誤解が解けるこの場面。
ここも本当に大好きですね…!
(なんだか描くたび全部「大好き」と言っている気が…/笑)
仕事場では鬼上司で厳しいのに、いざ自分の愛しいものの前では臆病になってしまうハーティーが
可愛らしくて大好きですvv(なんだかルージャンと似ていますよネ)
小柄で可愛らしいのに豪快なオルレアさんと、本当に良い夫婦だと…vv
絵は、なんだかずいぶん時間をかけてしまいました^^;
オルレアさん、ペチカの頭をさすってやっているというよりむしろわしづかm…(黙)
…いや、でも幸せそうな雰囲気は出せたかな、とか^^;
オルレアさんとハーティーも描いたことで、主要人物はほぼ描けたかな、という感じです。
…いや、守頭とかはちょっと勘弁していただけますでしょうか…;;(笑)
2005.7.24