明かりは消え、雨は降りしきり、あたりにすごみが増しているのはたしかだった。
信号機は他の停電にもかかわらずうごいているようだが、車の響きは遠く、前のとおりを歩く人影はとだえたきりだ。
二人が孤立無援であることは、ひしひしと感じられた。
「気休めになるなら、加持祈祷とか唱えてみてもいいぞ」
深行が口にするには突拍子もない発言だったので、泉水子は歯を鳴らしていたにもかかわらず、びっくりして見やった。
RDGレッドデータガール:はじめてのおつかい 第三章「雪政」より
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初めて、RDGちゃんと描いてみました!!!
ちゃんとっていってもこれ…。何を思ったか、モノクロ原稿に仕立ててみました。
でもいつもに比べればずっと、満足できる出来になりました(笑)
RDGで最初に描くシーンが、この場面になるとは思っていませんでした…
どちらかというと、手つなぎのほうがおいしいんじゃ…
でも、このあたり、大好きです!!
荻原先生は、ホラーの才能もあるんじゃないか!と思った。この、迫ってくる恐怖は本当に怖すぎました。
泉水子ちゃんの恐怖が本当、尋常じゃなくて、リンクしてしまうとちょっとまずいですね!というくらいに!
しかし何より深行くんの歩み寄りが嬉しく、大好きなシーンです^^
これ描いたらRDG描くのが楽しくなってしまった…(笑)
次はせっかくだから、おさげ髪を長く垂らしている、泉水子ちゃんらしい泉水子ちゃんを描きたいです^^
2008.12.23