「光を失った人間なんて、滅びたってあたりまえだ!人間は優しさなんてこれっぽっちも持ってないじゃないか!」(中略)
「大きなお世話よ!そんなこと言ったって仕方ないじゃない!誰だって自分のことでせいいっぱいで、人の面倒まで見てられないよ!
フィツだって長い間地上で生活したらそうなるに決まってる!
お金がいっぱいあって、おなかがいっぱいで、永遠に生きられたら誰だって親切になるよ!
猫にエサをあげるのだって簡単だよ!そんなのひまでしょうがない人が、退屈しのぎにやるんだ!」
                                                        第三章「虹の橋のかかる刻」より。


  

フィツとペチカの大喧嘩の場面です。
前評判で言われているほどにペチカのことを「性格の悪い女の子」だとは感じなかった私ですが、
この喧嘩にはびっくりしました(笑)
他人とまともに付き合った経験のない二人の、真正面からのぶつかり合い。
この喧嘩があったからこそ、二人は本当に大切な友達同士になれたのでしょうね。
たくさんの大切な言葉、はっとする言葉のちりばめられている「童話物語」。
このときのフィツとペチカの台詞にもはっとさせられました。

絵は、これでもかなり頑張って描きました。
か、加工でごまかしている部分もありますが;;
自分ではフィツが可愛く描けたな!と気に入っていますv(可愛くてどうする、この場面で;)
怒り顔を描くのが本当に苦手で…。
苦肉の策(?)でペチカの瞳を赤くしてみました。
童話絵は表情の練習にもなりますね…。











一応加工前。



























色鉛筆のみで雨の表現は難しいなあと。
(CG使っても難しいけど;)







2005.5.2